いつでも新鮮なクラフトビールが飲める自宅用ビアサーバーには、本格的なビアバーのような雰囲気を楽しめるドラフトタワー型から、コンパクトで手軽に設置できる卓上型まで、さまざまな種類があります。
この記事では、クラフトビール好きの視点で、自宅用ビアサーバーの魅力と選び方を解説していきます。
自宅用ビアサーバーの種類
自宅用ビアサーバーには大きく分けて「卓上型」「ハンディ型」「ビアフォーマー」の3種類があります。
卓上型
ビアバーにあるようなドラフトタワーではなく、卓上に設置できるタイプのビアサーバーです。コンパクトで手軽に設置できるのが魅力で、比較的安価に購入でき、さらに本格的な泡立ちが楽しめるとして人気となっています。
ハンディ型
本体サイズがコンパクトで、重量も軽く、アウトドアやパーティーなど、さまざまなシーンで持ち運びができるタイプのビアサーバーです。
ビアフォーマー
超音波を利用し、ビールを振動でさせることでビアサーバーから注いだような泡立ちを楽しめるアイテムです。缶ビールに取り付けるタイプや、マドラー型のタイプなどがあります。
※厳密には自宅用ビアサーバーとは言えませんが、気軽に利用できるアイテムとして紹介しています。
初めての自宅用ビアサーバーにおすすめなのは?
3つの種類のうち、初めての自宅用ビアサーバーとしておすすめなのが「卓上型」です。
「ハンディ型」や「ビアフォーマー」の価格帯は魅力的で、ビール缶のビールを注ぐだけなので、手軽にクラフトビールの泡立ちを楽しむことができますが、本格的なビアタップのような泡立ちを再現するのは難しいためです。
このことから「ハンディ型やビアフォーマーを購入したけれど、数回使用しただけで、キッチンの中に眠っている…」といった話を聞くケースも少なくありません。
「卓上型」ビアサーバーで本格的なビールを楽しめる理由の1つに、泡立ちの調整機能も付いていることが挙げられます。クラフトビールのスタイルや好みによって泡立ちを変えられるため、飽きにくい点も人気の秘訣と言えるでしょう。
「卓上型」ビアサーバーのデメリットも考えておこう
自宅用のビアサーバーとして卓上型がおすすめとは言え、デメリットもあります。
卓上型のビアサーバーの多くは、分解を伴うメンテナンスが必要です。しかし、ビアサーバーの中には、分解が面倒だったり、洗浄に時間がかかる製品も少なくありません。そのため、極力、メンテナンスの手間が少ないものを選ぶことをおすすめします。
また、卓上型ビアサーバの中には、その製品専用ボトルしか対応していないものもあります。こうした場合、缶ビールと同じように「近所のリカーショップで買ってくる」というわけにはいきませんので、注意が必要です。
サブスク(月額定額制)のビアサーバーが人気
上に挙げたような卓上型ビアサーバーのデメリットを補う製品として、最近ではサブスクリプション(月額定額制)のサービスが人気となっています。
サブスク型のサービスでは、ビアサーバー本体と専用ボトルが定期的に届くため、自分でビールを買いに行く必要がありません。また、メンテナンスについても自宅で簡単に行えるものが多く、中には業者が行ってくれるものもあります。
そして、クラフトビール好きの視点からは、さまざまなスタイルのビールがラインナップされており、それらを缶や瓶ではなく、タップで飲めるという点も魅力と言えるでしょう。
自宅用ビアサーバー おすすめサブスクランキング トップ3
ここでは、クラフトビール愛好家の視点から、おすすめの自宅用ビアサーバーのサブスク型サービスを紹介します。
1位 DREAMBEER
DREAMBEER株式会社が提供するサブスクリプション型のビアサーバーサービスです。
8つのビアスタイルグループの中からお好みのスタイルを選び、その中からDREAMBEERが毎回おすすめをチョイスしてお届けする「ビールガチャ」システムを採用しています。
大手メーカーの縛りがなく、全国のクラフトビールが届くという点を評価し、1位に選定させていただきました。
2位 THE DRAFTERS
アサヒビールが提供するサブスク型ビアサーバーサービスです。
缶ビールの販売で40年以上トップを独走する「アサヒ スーパードライ」をタップで飲めることから、高い人気を集めています。
アサヒのクラフトビールを中心に、季節限定クラフトビールなどが楽しめることも魅力のひとつです。
月額最低料金が7,980円と、3位のキリン ホームタップと比較して安価で始めやすいこと。また、解約料についてもキリン ホームタップより安いことから、2位に選定させていただきました。
3位 キリン ホームタップ
キリンビールが提供するサブスクリプション型のビアサーバーサービスです。
コンパクトでスタイリッシュなデザインのオリジナルビアサーバー「HOME TAPS」は、簡単操作、誰でも簡単に本格的なビールを注ぐことができるのが特徴。
メンテナンスはすべてキリンビールにお任せで、手間がかからない点もメリットです。
今回は、クラフトビールの種類が限定されていること、契約期間が12ヶ月と長く、始めるためのハードルがやや高いことから、3位にランクさせていただきました。
サブスク型サービスで、本格的なクラフトビールを楽しもう
ここまで、自宅用ビアサーバーのおすすめ種類と、メリット豊富なサブスク型サービスについて紹介してきました。
手軽にスタートできるサービスも増えているので、クラフトビール好きは一度検討してみてはいかがでしょうか。