クラフトビールの種類(スタイル)を初心者向けに徹底解説|人気10選と選び方のポイント

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ビールの種類・スタイル

「クラフトビールって種類が多すぎて分からない」「IPAとペールエールは何が違うの?」と感じたことはありませんか。

クラフトビールには100以上のスタイルが存在します。ただし、よく飲まれる代表的なスタイルは10種類ほどに絞られます。

この記事では、クラフトビールのスタイル分類を初心者向けに整理し、IPA・ペールエール・ヴァイツェンなど人気10スタイルの特徴を解説します。比較表とFAQで、知りたい情報にすぐたどり着けます。

クラフトビールの種類(スタイル)とは?

クラフトビールの「スタイル」とは、ビールの製法・原料・味わいによる分類のことです。日本語では「種類」とほぼ同じ意味で使われます。

世界には100種類以上のスタイルがあるとされ、BJCP(ビアジャッジ認定プログラム)のガイドラインでは細かく定義されています。色・香り・苦味・アルコール度数などが、スタイルごとに大きく異なります。

大量生産のラガー(ピルスナー系)に対して、クラフトビールは多様なスタイルを楽しめる点が魅力です。IPAのように苦味と香りが強いものから、ヴァイツェンのようにフルーティで飲みやすいものまで、好みに合わせて選べます。

ラガー・エール・ランビックの違い|まず押さえたい3つの大分類

クラフトビールのスタイルは、発酵方法によって大きく3つに分けられます。この分類を理解すると、無数にあるスタイルの全体像がつかめます。

ラガー(下面発酵)

低温でじっくり発酵させるタイプ。すっきりとクリアな味わいが特徴で、日本で広く飲まれているピルスナーもラガーの一種です。雑味が少なく、ゴクゴク飲めるスタイルが多くなっています。

エール(上面発酵)

常温に近い温度で発酵させるタイプ。香りや味の幅が広く、フルーティな香りや複雑な味わいを生み出します。IPA・ペールエール・スタウトなど、クラフトビールの多くがエールに分類されます。

ランビック(自然発酵)

空気中の野生酵母で自然発酵させるタイプ。ベルギーの一部地域でしか造られず、強い酸味が特徴です。果実を加えたフルーツランビックなど、独特の世界観を持つビールが揃います。

分類発酵方法特徴代表的なスタイル
ラガー下面発酵(低温)すっきり・クリアピルスナー
エール上面発酵(常温)香り豊か・複雑IPA、ペールエール、スタウト
ランビック自然発酵酸味・独特の風味グーズ、フルーツランビック

クラフトビールのスタイルは何で決まる?

「同じビールなのに、なぜこんなに味が違うの?」と疑問に思ったことはありませんか。クラフトビールのスタイルは、主に5つの要素の組み合わせで決まります。これを知ると、IPAとヴァイツェンの違いも、同じIPAでも味が変わる理由もスッキリ理解できます。

ホップ|香りと苦味の主役

ホップはビールに苦味と香りを与える植物です。ホップの種類や量、入れるタイミングで味わいが大きく変わります。

たとえばIPAはホップを大量に使い、グレープフルーツやマンゴーのような香りを出します。同じIPAでも、使うホップが「シトラ」なら柑橘系、「モザイク」ならトロピカル系といった具合に、香りの方向性が変わります。これが「同じスタイルでも味が違う」一番の理由です。

モルト(麦芽)|甘み・色・コクのベース

モルトは麦芽のことで、ビールの色・甘み・コクを決めます。麦芽をどの程度焙煎するかで、味わいが大きく変化します。

軽く焙煎すれば、ピルスナーのような淡い黄金色になります。深く焙煎すると、スタウトのような黒色とコーヒーのような香ばしさが生まれます。スタイルの「色味」と「土台の味」はモルトでほぼ決まると考えてください。

酵母|香りと個性を生む立役者

酵母は糖をアルコールに変える微生物ですが、同時に独特の香りも生み出します。実は、フルーティな香りやスパイシーな風味の多くは酵母由来です。

ヴァイツェンのバナナのような香りも、ホップではなく専用の酵母が作っています。セゾンのスパイシーさも酵母の仕業です。同じ材料でも、酵母を変えるだけで別物のビールになります。

発酵方法|ラガーとエールを分ける境界線

発酵方法は大きく分けて「下面発酵(ラガー)」「上面発酵(エール)」「自然発酵(ランビック)」の3つです。発酵時の温度や酵母の働き方が違うため、できあがるビールの個性が変わります。

低温でゆっくり発酵させるラガーはクリアでキレのある味に、常温で活発に発酵するエールは香り豊かで複雑な味になります。同じホップとモルトを使っても、発酵方法が違えば仕上がりは別物です。

副原料|個性を後押しするスパイス役

副原料とは、麦芽・ホップ・酵母・水以外に加える材料のことです。コリアンダー、オレンジピール、フルーツ、コーヒー、はちみつなど、選択肢は多岐にわたります。

ホワイトエールにはコリアンダーとオレンジピール、フルーツランビックには果実が使われます。副原料を加えることで、ブルワリーごとの個性や季節感を表現できるようになっています。

代表スタイル早見表|苦味・香り・コク・飲みやすさで比較

これから紹介する10スタイルを、一目で見比べられる早見表にまとめました。気になるスタイルを見つける入り口として活用してください。

スタイル苦味香りコク飲みやすさ初心者おすすめ度ひとことでいうと
IPA★★★★★★★★★★★★★★☆★★☆☆☆★★☆☆☆ホップの香りと苦味を満喫する一杯
ペールエール★★★☆☆★★★★☆★★★☆☆★★★★☆★★★★★香りと飲みやすさのバランス型
ヴァイツェン★☆☆☆☆★★★★★★★★☆☆★★★★★★★★★★バナナの香りが広がる小麦ビール
スタウト★★★☆☆★★★★☆★★★★★★★★☆☆★★★☆☆コーヒーのような香ばしさの黒ビール
ポーター★★☆☆☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆甘く優しい黒ビール入門
セゾン★★★☆☆★★★★☆★★★☆☆★★★☆☆★★★☆☆スパイシーで複雑な農家のビール
サワーエール★☆☆☆☆★★★★☆★★☆☆☆★★★★☆★★★☆☆爽やかな酸味で新感覚
ホワイトエール★☆☆☆☆★★★★☆★★☆☆☆★★★★★★★★★★柑橘とスパイスが軽やかな白ビール
アンバーエール★★☆☆☆★★★☆☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆キャラメルの甘みが香ばしい琥珀色
ピルスナー★★☆☆☆★★★☆☆★★★☆☆★★★★★★★★★★キレのある黄金色の王道ラガー
★が多いほど特徴が強く出ます

初めてクラフトビールを試すなら、苦味が控えめで香りが豊かな「ヴァイツェン」「ホワイトエール」「ペールエール」がおすすめです。この3つから入ると、無理なくクラフトビールの世界に親しめます。慣れてきたらIPAやスタウトなど、個性の強いスタイルに進んでみてください。

クラフトビールの代表的なスタイル10選

ここからは、日本のクラフトビールシーンでよく見かける10スタイルを紹介します。それぞれの特徴を押さえれば、ブルワリーやビアバーで迷うことが減ります。

1. IPA(インディア・ペールエール)

クラフトビールの代名詞ともいえる、ホップを大量に使ったエールです。柑橘系やトロピカルフルーツを思わせる華やかな香りと、はっきりした苦味が特徴になります。

もともとは18世紀、イギリスからインドへビールを運ぶ際、長い航海でも品質を保つためにホップを多量投入したのが起源とされています。アルコール度数は5〜7%前後と、やや高めです。

現在は西海岸スタイル(クリアで苦味が強い)と、ヘイジースタイル(濁りがあり甘くジューシー)に大別されます。苦味が苦手な人は、Hazy IPAから試すと飲みやすく感じるはずです。

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2. ペールエール

イギリス発祥の伝統的なエールで、IPAの原型ともいえるスタイルです。淡い銅色から琥珀色の見た目で、麦芽の甘みとホップの香り・苦味のバランスが取れています。

アルコール度数は4〜5%前後と控えめで、食事にも合わせやすい味わいです。IPAほど苦味が強くないため、クラフトビール入門としても選ばれることが多くなっています。

アメリカンペールエール(APA)はホップの香りがより強く、イングリッシュペールエールは麦芽の風味が前に出ます。同じ「ペールエール」でも飲み比べると違いがはっきり分かります。

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3. ヴァイツェン

ドイツ南部バイエルン地方発祥の小麦ビールです。「ヴァイツェン」はドイツ語で「小麦」を意味し、大麦に加えて小麦麦芽を50%以上使用するのが特徴です。

バナナのような甘い香りと、クローブ(丁子)を思わせるスパイシーな香りが感じられます。これはホップではなく、専用の酵母が生み出す香りです。苦味はほとんどなく、白く濁った見た目と滑らかな口当たりが楽しめます。

苦いビールが苦手な人や、フルーティな味わいを求める人にぴったりのスタイルです。アルコール度数は5%前後で、食事との相性も良好です。

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4. スタウト

真っ黒な見た目が印象的な、ロースト麦芽を使った黒ビールです。アイルランドのギネスが代表格で、コーヒーやチョコレートを思わせる深い香ばしさが楽しめます。

見た目から「重そう」と思われがちですが、ドライスタウトはアルコール度数4〜5%前後で意外と軽やかです。一方、インペリアルスタウトは8〜12%にもなり、濃厚な味わいで食後酒のように楽しめます。

牡蠣との相性が良いオイスタースタウト、コーヒー豆を使ったコーヒースタウトなど派生スタイルも豊富です。

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5. ポーター

スタウトのルーツとされる、こちらも黒〜こげ茶色のエールです。18世紀のロンドンで港湾労働者(ポーター)に愛されたことから、この名前が付きました。

スタウトよりもロースト感がマイルドで、チョコレートやキャラメルのような甘みが前に出ます。アルコール度数は4〜6%前後で、口当たりは滑らかです。

スタウトとポーターは現在では明確な境界が曖昧ですが、ポーターの方がやや軽く、甘みが感じられる傾向にあります。黒ビール入門にも適したスタイルです。

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6. セゾン

ベルギー南部のワロン地方で、農作業の合間に飲むために造られた農家のビールです。「セゾン」はフランス語で「季節」を意味します。

スパイシーで、フルーティかつ少し酸味のある複雑な味わいが特徴です。ハーブやコショウを思わせる香りもあり、ドライな後味で食事に合わせやすくなっています。

アルコール度数は5〜7%前後と幅広く、ブルワリーごとの個性が強く出るスタイルです。クラフトビールならではの多様性を感じたい人におすすめできます。

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7. サワーエール

その名の通り、酸味が前面に出たエールの総称です。野生酵母や乳酸菌を使って発酵させることで、爽やかな酸っぱさを生み出します。

ベルリーナーヴァイセ、ゴーゼ、フランダースレッドエールなど、地域ごとにさまざまなサブスタイルがあります。フルーツを加えたフルーティなものも多く、ワインや日本酒のように楽しめます。

アルコール度数は3〜6%前後と幅広く、ビールの苦味が苦手な人にも飲みやすいスタイルです。夏場や食前酒として人気が高まっています。

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8. ホワイトエール(ベルジャンホワイト)

ベルギー発祥の小麦ビールで、コリアンダーやオレンジピールなどのスパイスを加えて醸造します。ヴァイツェンと並ぶ代表的な白ビールです。

柑橘系の爽やかな香りと、ほのかなスパイシーさが特徴で、白く濁った見た目が美しいスタイルになっています。ヒューガルデン・ホワイトが世界的に有名です。

アルコール度数は5%前後で、苦味は控えめです。爽やかさを求める人や、女性にも人気が高いスタイルとして知られています。

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9. アンバーエール

琥珀色(アンバー)の見た目が美しい、麦芽の甘みを楽しむエールです。カラメル麦芽を多めに使うことで、キャラメルやトーストのような香ばしさが生まれます。

ホップの苦味は控えめで、麦芽のリッチな甘みとのバランスが心地よいスタイルです。アルコール度数は5〜6%前後で、肉料理や煮込み料理との相性が抜群です。

アメリカンアンバーエール、アイリッシュレッドエールなど地域ごとのバリエーションがあります。ペールエールよりも甘く、スタウトよりも軽い「中間の心地よさ」が魅力です。

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10. ピルスナー

世界で最も飲まれているビールスタイルで、日本の大手ビールのほとんどがこれにあたります。1842年にチェコのピルゼンで生まれた、淡い黄金色のラガーです。

キレのあるすっきりとした飲み口と、ホップの上品な苦味が特徴です。アルコール度数は4〜5%前後で、ゴクゴク飲めるスタイルになります。

クラフトブルワリーが造るピルスナーは、丁寧な原料と製法によって、大手ビールにはない奥行きのある味わいが楽しめます。「いつものビール」が好きな人こそ、クラフトのピルスナーを試す価値があります。

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クラフトビールのスタイル比較表|苦味・香り・コク・度数で一覧化

10スタイルの特徴を、アルコール度数も含めた指標で見比べられる表にまとめました。気になるスタイルを選ぶ参考にしてください。

スタイル苦味香りコクアルコール度数初心者向け
IPA★★★★★★★★★★★★★★☆5〜7%
ペールエール★★★☆☆★★★★☆★★★☆☆4〜5%
ヴァイツェン★☆☆☆☆★★★★★★★★☆☆5%前後
スタウト★★★☆☆★★★★☆★★★★★4〜12%
ポーター★★☆☆☆★★★★☆★★★★☆4〜6%
セゾン★★★☆☆★★★★☆★★★☆☆5〜7%
サワーエール★☆☆☆☆★★★★☆★★☆☆☆3〜6%
ホワイトエール★☆☆☆☆★★★★☆★★☆☆☆5%前後
アンバーエール★★☆☆☆★★★☆☆★★★★☆5〜6%
ピルスナー★★☆☆☆★★★☆☆★★★☆☆4〜5%
★が多いほど特徴が強く出ます

IPAの派生スタイル4選|West Coast・Hazy・Session・Doubleの違い

IPAは近年もっとも進化が早いスタイルで、派生形が次々に生まれています。代表的な4つを押さえれば、ビアバーのメニューが格段に分かりやすくなります。

West Coast IPA(ウエストコーストIPA)

アメリカ西海岸で発展した、IPAの王道スタイルです。クリアな見た目と、松ヤニ・グレープフルーツのようなシャープな苦味が特徴になります。

キレが良く、ドライな後味でホップの個性をストレートに楽しめます。「IPAらしいIPA」を体験したいなら、まずこのスタイルからがおすすめです。

Hazy IPA(ヘイジーIPA/NEIPA)

濁った(Hazy)見た目が名前の由来で、ニューイングランドIPA(NEIPA)とも呼ばれます。マンゴーやパッションフルーツのようなジューシーな香りと、滑らかな口当たりが魅力です。

苦味が抑えられているため、IPA入門としても人気が高くなっています。フルーツジュースのような飲みやすさで、IPAのイメージを覆します。

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Session IPA(セッションIPA)

アルコール度数を3〜4.5%程度に抑えた、軽快なIPAです。「セッション」は長時間飲み続けても疲れない、という意味で使われます。

ホップの香りはしっかり感じられつつ、すいすい飲めるバランスが魅力です。料理と合わせたい時や、酔いすぎたくない時に重宝します。

Double IPA(ダブルIPA/インペリアルIPA)

通常のIPAよりも麦芽とホップを大幅に増やした、強烈なスタイルです。アルコール度数は7.5〜10%にも達し、苦味と香りも倍増します。

飲みごたえと余韻が長く続き、ホップラバーから絶大な支持を受けています。さらに強い「トリプルIPA」も存在し、IPAの世界は奥深さを増し続けています。

初心者向けのおすすめスタイル|まずはここから

クラフトビールを初めて飲むなら、苦味が控えめで香りが豊かなスタイルから入るのがおすすめです。具体的には、以下の3スタイルが入門に適しています。

逆に、IPAやインペリアルスタウトのように個性が強いスタイルは、少し慣れてから挑戦すると違いを楽しめます。

選び方の詳細や、シーン別のおすすめは別記事で解説します。まずは飲み比べセットなどで、複数スタイルを少しずつ試すのが近道です。

クラフトビールの種類に関するよくある質問

Q1
クラフトビールには何種類ありますか?
A1

BJCP(ビアジャッジ認定プログラム)のガイドラインでは、100以上のスタイルが定義されています。さらに細かなサブスタイルや、ブルワリーが新たに生み出す実験的なビールを含めると、実質的には無数にあります。ただし、日本のクラフトビールシーンでよく出会うのは、本記事で紹介した10〜20スタイルほどです。

Q2
IPAとは何ですか?
A2

IPAは「インディア・ペールエール」の略で、ホップを大量に使ったエールビールのことです。柑橘やトロピカルフルーツのような華やかな香りと、しっかりした苦味が特徴になります。18世紀のイギリスからインドへビールを輸送する際、ホップの防腐効果を活かして造られたのが起源とされています。

Q3
クラフトビール初心者におすすめのスタイルは?
A3

ヴァイツェン、ホワイトエール、ペールエールが入門に適しています。いずれも苦味が控えめで、香りの良さを楽しめるスタイルです。IPAが気になる場合は、苦味がマイルドな「Hazy IPA」から試すと、無理なく世界が広がります。

Q4
黒ビールはすべてスタウトですか?
A4

いいえ、黒ビールにはスタウトの他にポーター、シュバルツビア(黒ラガー)、デュンケル、ブラックIPAなど多くの種類があります。スタウトはロースト麦芽の香ばしさが強く、ポーターはやや甘くマイルド、シュバルツビアはラガーらしいキレを持つなど、それぞれ味わいは大きく異なります。

Q5
クラフトビールと地ビールの違いは?
A5

明確な定義の違いはなく、ほぼ同じ意味で使われます。「地ビール」は1994年の酒税法改正後に広まった呼び方で、ご当地ビールのイメージが強い言葉です。一方「クラフトビール」は、小規模ブルワリーが造る個性的なビール全般を指し、より新しい呼び方として定着しています。

Q6
ラガーとエールはどちらが美味しいですか?
A6

どちらが優れているということはなく、好みや飲むシーンによって選び分けるものです。すっきりした喉ごしを求めるならラガー、香りや複雑な味わいを楽しみたいならエール、と覚えておくと選びやすくなります。クラフトビールの世界では、エールの多様性を楽しむのが醍醐味のひとつです。

まとめ|まずは気になる1スタイルから飲み比べを

クラフトビールのスタイルは100種類以上ありますが、本記事で紹介した10スタイルを押さえれば、ブルワリーやビアバーでメニューを見ても迷いにくくなります。

ポイントを振り返ります。

スタイルを知ると、ビール選びがぐっと楽しくなります。まずは気になるスタイルを1つ選び、複数のブルワリーで飲み比べてみてください。同じ「IPA」でも、造り手によって驚くほど味わいが変わることに気付けるはずです。

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