「クラフトビールを飲んでみたいけど、どれを選べばいいのか分からない…」
そんな方にぴったりなのが、いろいろな種類を少しずつ楽しめる「飲み比べセット」です。
苦味の強いIPA、フルーティなヴァイツェン、香ばしい黒ビールなど、クラフトビールには多彩な“スタイル”があり、最初は好みに合う1本を見つけるのがむずかしいもの。
この記事では、初心者におすすめのクラフトビール飲み比べセットを5つのジャンル別に紹介します。目的や好みに応じて選べるよう、選び方のポイントや楽しみ方もあわせて解説します。
気軽に、楽しく、自分にぴったりのビールを見つけてみましょう！
※クラフトビールそのものについて詳しく知りたい方は、「クラフトビールとは!? 初心者向けにわかりやすく解説！」もあわせてご覧ください。
初めてのクラフトビール、どれを選べばいい？
種類が多くて迷う…初心者におすすめなのは「飲み比べセット」
クラフトビールは、味や香りの幅が広く、飲む人の好みによって評価が分かれます。
そのため、最初から「これ」と決めるよりも、さまざまなスタイルを比べてみる過程そのものが楽しさのひとつ。
飲み比べセットは、「何が好きかを知るきっかけ」として、多くの人が利用しています。選ぶプロセスを気軽に楽しめるのも、人気の理由です。
気軽さと発見がセットになった選択肢
セット商品の良さは、単に「お得だから」だけではありません。
1本ずつ異なるスタイルが入っていることで、「こんな味もあるのか」「これは意外と好きかも」といった発見の連続があるのが魅力です。
また、冷蔵庫に数種類のビールがあるだけでも、日々の食事や気分に合わせた楽しみ方が広がります。
「たくさんの中から無理に選ばず、自分のペースで探せる」。それが飲み比べセットの、初心者にやさしいポイントです。
飲み比べセットを選ぶときにチェックしたい3つのポイント
①スタイルのバリエーションがあるか
初心者向けのセットを選ぶ際は、「IPA」「ペールエール」「ヴァイツェン」など、味の系統が異なるスタイルが含まれているかをチェックしましょう。
異なるスタイルを飲み比べることで、自分の好みや苦手な味が自然と見えてきます。
逆に、同じ系統（たとえばIPAばかり）のセットは、ビールに慣れてきた中級者以上向けと考えるのが無難です。
② 本数と価格のバランス
「いろいろ試したいけど、量が多すぎると飲みきれない…」という方には、3〜6本程度のお試しセットがちょうど良いサイズ感です。
3〜6本のセットであれば、2,000〜3,000円台で選べるものが多く、ちょっとした週末のご褒美にも最適です。
無理なく楽しめる本数と予算を意識して選ぶと、失敗しにくくなります。
③ 自宅での楽しみやすさ（保存・賞味期限など）
クラフトビールは基本的に要冷蔵のものが多く、賞味期限も短めな場合があります。
そのため、発送方法（チルドor常温）や賞味期限も念のため確認しておくと安心です。
また、瓶タイプか缶タイプかでも保存性や取り扱いのしやすさに違いが出ます。
瓶タイプは、
・遮光性に優れており、品質が安定しやすい
・見た目もおしゃれで、贈り物や特別感のあるシーンに向いている
・一方で、重さや処分の手間が気になる方も
缶タイプは、
・軽量で扱いやすく、冷蔵庫への収納や持ち運びに便利
・開けやすく飲み切りやすいサイズも多く、気軽に楽しみたいときにおすすめ
・ただし、光や熱の影響を受けやすいため、保管場所には注意が必要
このように、それぞれの容器には一長一短があるため、自宅での保管環境や飲用シーンに合わせて選ぶのがポイントです。
初心者におすすめ！クラフトビール飲み比べセット5選
クラフトビールの世界を気軽に体験できる「飲み比べセット」は、初心者にぴったりのアイテムです。
ここでは、ジャンルごとに特徴の異なるセットを厳選してご紹介します。
① 飲みやすさ重視｜はじめてのクラフトビール入門セット
苦味が少なく、やさしい口当たりの「ヴァイツェン」や「ホワイトエール」などが入ったセットは、初めてクラフトビールに触れる方におすすめです。
フルーティで飲みやすいタイプを中心に選ぶと、ビールの印象がぐっと変わるはずです。
② スッキリ爽快派に｜のどごし重視のラガー系セット
いつものビールに近い飲み口を求めるなら、「ピルスナー」などのラガースタイルを含むセットを選ぶと安心です。
キレのある爽快な味わいで、食事とも相性よく楽しめます。
③香りとコクを楽しみたい｜黒ビール中心のビター系セット
コーヒーやチョコレートのような香ばしさを感じる「スタウト」や「ポーター」が中心のセットは、ビールの奥深さをじっくり味わいたい方におすすめ。
甘くない大人の味を試したいときにぴったりです。
④ 華やかな香りが好き｜ホップ香る香り系セット
「IPA」や「ペールエール」など、香りに特徴のあるスタイルは、クラフトビールの魅力をダイレクトに感じられます。
柑橘やハーブのようなアロマを楽しみたい方は、こうした香り系のセットを選ぶと満足感が高いです。
⑤ 変わり種に挑戦｜酸味やスパイスがユニークな個性派セット
「サワーエール」や「セゾン」など、ひと味違うクラフトビールに出会えるセットもおすすめです。
定番に飽きてきた方や、少し冒険してみたい気分のときにぴったりです。
クラフトビールをもっと楽しむために
飲み比べのコツ（1日2本以内、メモを取る etc.）
クラフトビールは、1本ごとに香りや味わいが大きく異なります。せっかくの違いをしっかり楽しむためにも、1日に2本程度までにとどめて、味覚が鈍らないようにするのがおすすめです。
飲んだビールについて、
• 味の印象
• 香り
• 苦味や甘みのバランス
などを軽くメモしておくと、好みの傾向がわかり、次に選ぶときの参考になります。
「これ美味しい！」と思った銘柄は、写真に撮ってSNSに残しておくのも◎です。
料理とペアリングしてみよう
クラフトビールは、それぞれの個性に合った料理と一緒に楽しむことで、よりおいしさが引き立ちます。
以下は、スタイル別の簡単なペアリング例です。
• IPA × 唐揚げ・スパイシー料理
→ 苦味が脂を流し、爽快な後味に
• スタウト × チョコレート・チーズケーキ
→ ロースト感と甘味の相性が抜群
• ヴァイツェン × 白身魚・ソーセージ
→ 軽やかな甘みが食材の旨味と調和
難しく考えすぎず、「この料理に合いそう」と思ったものから、気軽に試してみるのが一番です。
保存方法と賞味期限に注意（訳あり商品は特に）
クラフトビールは、光・温度・時間の影響を受けやすく、保存状態によっては風味が大きく変わってしまうこともあります。
• 保存は冷暗所（できれば冷蔵庫）に
• 開栓後はすぐに飲み切る
• 賞味期限が近い商品は、早めに楽しむ
とくに「訳あり」などでお得に購入できる商品は、賞味期限が短めな場合が多いため、購入時に必ずチェックしておきましょう。
クラフトビールは「知るほど、楽しい」
クラフトビールは、飲み比べを通じて“自分の好み”に気づく楽しさがあります。
今回ご紹介したようなセットをきっかけに、
「こんなに味が違うなんて！」
「これは苦手だったけど、こっちは好きかも」
そんな発見を重ねていくうちに、きっと“お気に入りの1本”が見つかるはずです。
また、最近では定期的にクラフトビールが届く「サブスクリプションサービス（定期便）」も人気です。
もっと気軽に、もっと深くクラフトビールの世界を楽しみたい方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。
