ビール好きドライバー要注意! 【2023年12月】アルコールチェック義務化さらに厳格に

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2022年4月の道路交通法改正で、白ナンバー事業者に義務化されていたアルコールチェックが、2023年10月の改正により、さらに厳格化されます。

今回の改正では、白ナンバー事業者に対し、アルコール検知器を用いたチェックが求められるようになっています。この改正を受け、事業者に求められること、ドライバーに求められることについて解説していきます。

白ナンバー事業者へのアルコールチェック義務化の背景

飲酒運転による事故は、深刻な社会問題となっています。2022年の交通死亡事故の約3割は、飲酒運転によるものでした。

この社会問題を解消するため、緑ナンバー事業者(旅客自動車運送事業および貨物自動車運送事業に係る事業者)については、すでに法律上、アルコールチェックが義務付けられていました。

こうした中、2021年6月28日、千葉県八街市で飲酒運転のトラックによる児童5人死傷事故が発生。白ナンバー事業者が所有するトラックが飲酒運転により児童をはねて死亡させるという、痛ましい事故となりました。

この事故を受け白ナンバー事業者にもアルコールチェックの義務化を導入することで、飲酒運転の防止を図ることが必要であるとの意見が強まり、義務化が決定されました。

なお、アルコールチェックの義務化は、2022年4月1日に第一段階として「目視等による確認」が施行されました。

第二段階として、2022年10月1日以降、「アルコール検知器によるチェック」が義務化される予定でしたが、半導体不足などに伴うアルコール検知器不足で開始時期が延期。2023年12月1日より開始されることとなっています。

アルコールチェック義務化の対象となる白ナンバー事業者

アルコールチェック義務化の対象となる事業者は、次のとおりです。

  • 業務で使用する自動車の台数が5台以上である事業者
  • 業務で使用する自動車の台数が5台未満である事業者のうち、過去2年間に飲酒運転による違反行為をした運転者がいる事業者

アルコールチェックの実施方法は?

アルコールチェックは、運転する日の始業前、運転の途中、運転を終えた後、合計3回、アルコール検知器を使用して実施する必要があります。

始業前のチェックは、出勤時や運転を開始する前に。運転の途中のチェックは、昼食や休憩時など、運転を中断する際に実施します。運転を終えた後のチェックは、運転を終了した後に実施します。

違反した場合はどうなる!?

アルコールチェック義務に違反した場合の罰則は、以下のとおりです。

事業者に対する罰則

アルコールチェック義務に違反した事業者には、以下の罰則が科せられます。

  • 6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金

また、公安委員会から安全運転管理者解任命令が下される可能性があります。

運転者に対する罰則

アルコールチェック義務に違反した運転者には、以下の罰則が科せられます。

  • 1年以下の懲役または50万円以下の罰金

また、免許の取消しや停止処分を受ける可能性があります。

ドライバーとして、対策すべきことは?

ここまで、道路交通法改正によるアルコールチェック義務の厳格化の内容について、詳しく解説してきました。

当ブログでは、クラフトビールを中心におすすめのビール情報などを配信していますが、当然のことながら、法律の範囲で楽しむべきであり、飲酒運転はしてはならないことは間違いのない事実です。

ビール愛好家のドライバーとしては最低限、次のような対策を取るようにしましょう。

  • 飲酒をする前に、次の業務上の運転予定を確認する
  • 飲酒をする際は、飲酒量や飲酒スピードをコントロールする

例えば、運転前日にお酒を飲む場合などは、飲酒量と飲酒スピードには細心の注意が必要です。

最近では、アルコール検知機も手軽に入手できるようになっていますので、飲酒への意識を持つためにも、自分用のものを持っておくと良いかもしれません。

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